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備前焼わかくさ店主のブログ

備前焼ネット販売店【備前焼わかくさ】を運営している店主のブログ。日々の出来事を書いています・・。

ほむら・・

備前焼の景色である桟切。 その桟切をよく見てみると画像のような模様が現れていることがあります。 ほむらと呼ばれているこの景色。 炎が通った跡がついたように見え、綺麗で幻想的な雰囲気があります。 このほむらがもっと金色に発色したものが金彩と呼ば…

荒土・・

今日は備前焼の事について少し・・。 たまに見かける小石が混ざった荒い土味の備前焼。 荒い土を使って単純に形成しているように見えますよね。 が、実は技術的にも高度で非常に手間がかかっています。 荒い土を使ってロクロをひいただけではあのような質感…

窯変の取り方・・

備前焼の焼け肌の一つ、『窯変(ようへん)』。今日はその取り方について少し・・。 窯変は灰かぶりとか転がしとも呼ばれ、ひと窯で取れる数が少なく貴重な焼け上りです。窯の中で取れる焼け上りの場所が大体決まっていて、焼け上りに応じた作品を窯詰めしま…

備前焼の魅力、フランスへ・・

今朝の地元紙山陽新聞の朝刊で小橋先生の活動が紹介されています。来年5月から約2カ月間ほどフランスへ。フランスで穴窯を築窯し、作品を制作、焼成するというプロジェクト。このプロジェクトに小橋先生も参加しています。海外で一から窯を築くのは面白い…

ラップが苦手・・

今日は久々、備前焼のことについて。電子レンジなど備前焼が苦手なものは結構ありますが・・。その中でも一番厄介なのはラップ。そう、料理の乾燥や虫の混入を防ぐラップが貼りつかないんです。備前焼に料理を入れたままで、ラップをかけて冷蔵庫で保存なん…

備前焼のニューフェイス・・

他の窯業地ではよく見られていても、備前焼にはあまり見られないもの。貝跡といって、作品を転がして焼成する際にくっつきを防ぐために貝を敷いてついた跡です。産地は瀬戸内海に面していて、海に近かったのになんで使わなかったんでしょうかね。 山にある窯…

ハルカの陶・・

備前焼業界を題材にしたマンガ【ハルカの陶】。3巻が発売されましたよ。早速、購入してみたら・・、なんと、感動の最終話!!との事。もう終わっちゃうんですね〜。残念ですねぇ〜。 最終巻は焼成について。内容はここでは明かせませんが、なかなかの感動モノ…

景色で変わる印象・・

今日は備前焼の景色でどれだけ雰囲気が違うかの比較を。使用したのは高力芳照先生の火襷小皿。どちらも同じ大きさ、同じ土、同じ窯で焼かれたものです。違うのは緋襷の景色の付き方。それでは、上用まんじゅうを使って比較してみましょう。 緋襷が線の景色に…

左馬・・

将棋の飾り駒によく見かける『左馬』。馬という字を左右反対に書いたものです。縁起物としての意味があるようなんですが、 主に、・うま(馬)を逆さに書くということで、まう(舞う)となり、祝いの席での舞いに通じ縁起が良い。・馬は左から乗ると転ばない…

備前焼に使うカトラリーって・・

備前焼は無釉の焼き締め陶。灰が付着していたりして、表面はなめらかではありません。普段使いに備前焼をお使いの方でしたらお分かりの方も多いと思いますが、箸やスプーン、フォークなどのカトラリーは先が徐々に削られていきます。特に気を付けたいのが金…

備前焼の土味・・

備前焼業界でよく使う言葉と言えば『土味』。今日はその土味について少し・・。読んで字の通り、土の味わいの事ですが非常にあいまいな言葉で分かりにくいですよね。これは良い土味で・・、とかよく言いますけど良し悪しってどこが違うんでしょうかね。 私が…

頼んで作ると・・

今日は備前焼の事について少し・・。備前焼を長く扱っているとお客様からの要望もいろいろとあります。たまにあるのが、『作家の○○さんに××を作ってもらいたい・・』。お客様から備前焼の制作を依頼されることがあります。一般的に流通している備前焼だった…

備前焼は花が長持ち・・

今日は備前焼のことについて少し・・。備前焼に花を活けていると花が長持ちするといわれています。ちょっと誇大広告な備前焼のことわざも多い中で、実際によく花を生ける私にもこれは頷けます。花が長持ちするのは、備前焼が植物に直接効果があるのではなく…

備前焼の景色は・・

今日は備前焼の事について少し・・。備前焼はひとつとして同じ景色のものが無いといわれています。最大の魅力となっている備前焼の特徴なんですが、なぜ備前焼には同じ景色がないのでしょうかね。それは窯詰めの方法に答えがあるんです。備前焼の窯詰めは画…

備前焼を使う前のひと手間・・

今日は備前焼のことについて少し・・。普段、よく乾燥した状態でしまい込んでいる備前焼。そのまま使うのもいいのですが、ひと手間かけることでより備前焼を楽しむ事ができるんですよ。その方法は、使う前に水に浸けておく事。できれば、1日くらい浸けてお…

緋襷の模様・・

久々に備前焼のお話。当店で取扱比率の高い緋襷。今日はその緋襷のお話を・・。使われている文字から、緋色の襷がけ(ライン)の景色を連想される方が多いと思います。実際にライン状のものが圧倒的に多いのですが、中にはラインになっていないものも。画像…

マットな質感・・

昨日の多久守先生の作品展。出品されていた作品を拝見するうちに、いつもと何か違う雰囲気に気がつきました。全体的にしっとりしているんです。胡麻も緋襷も落ち着いていてしっとりしている・・。先生とのお話の中で、それが狙いであることが段々と分かって…

炎芸術 金重陶陽特集・・

陶芸を愉しむための雑誌、炎芸術。最新号は備前焼界の巨匠、金重陶陽先生の特集が掲載されています。 これは入手せねば・・。と、早速近所の本屋さんで購入しました。 金重陶陽先生は、備前焼初の人間国宝に認定され、その作品は今もなお人気が高く取引され…

嵐にしやがれ・・

昨晩、テレビを見ていたら偶然にも備前焼が登場。しかもあの超人気アイドル嵐の番組で・・。『未知との遭遇しやがれ』というコーナーで、元サッカー選手の釜本さんが嵐の二宮和也君へ備前焼の選び方について伝授。最終的には、二宮和也君が備前焼のビアマグ…

緋襷の進化・・

備前焼の景色のひとつである緋襷。緋色に発色したラインが襷(たすき)をかけているように見える事からついた名前です。緋色の部分は稲わらの跡で、備前の土との化学変化によるものです。この緋襷を取るためには、稲わらのほかに灰がかぶらないようにする『…

綺麗な景色のとれる場所・・

焼締め陶である備前焼の景色には窯変、胡麻、桟切、緋襷など色合いも表情も様々なものがあります。この景色すべてをひとつの窯で一度に取るわけですが、取れる場所は窯によってほぼ決まっています。 窯変はここへ転がして・・、胡麻はここへ置いて・・、緋襷…

作家のこだわり・・

備前焼作家と接していると、その作家の作陶へのこだわりがだんだんと判るようになってきます。 作陶に関してはこれが正解、と言うものが無く、最終的には作家の考えに左右されます。 ある作家では普通に行われている効率の良い作業も、別の作家ではあえて行…

青備前・・

ここ最近、訪問の多い検索キーワードは『青備前』。このブログでは以前にも記事にしている青備前 。 今日の記事は塩焼ではないほうの青備前について少し・・。 備前焼には青備前といわれる青灰色に発色するものがあります。 緋襷をとる要領で稲わらを巻き、…

備前焼を使い込む

備前焼を使い込むと・・。 どう変化するのか興味のある方が非常に多いようですね。 ブログでもご説明できたらと思うのですが、これがなかなか難しい・・。撮影具合によって、色合いの変化って分かりにくいですからね。 で、同じ窯でほぼ近くで焼かれた湯呑を…

伊部天津神社 後編

伊部天津神社の裏山には備前焼の窯跡が史跡として保存されています。 神社からは歩いて3分ほど。 ついでに寄ってみるのもいいかもしれません。 山肌には無数の備前焼の破片が。これは絶対に無断で持ち帰ってはダメですよ。 徳利の口部分でしょうか。おそら…

伊部天津神社 前編

備前市伊部にある天津神社。境内には備前焼の獅子や備前焼の瓦など、いたるところに備前焼が・・。 伊部駅から徒歩10分ほどの近いところにあるので、仕入れのちょっと空いた時間で散策してきました。 入り口です。 鳥居のそばには備前焼の阿吽の宮獅子が。…

寒風陶芸会館

今日は寒風陶芸会館について・・。寒風陶芸会館は日本のエーゲ海と呼ばれている牛窓に程近い場所にあります。 ここでは備前焼の土ひねりが体験できます。牛窓に来たついでに、備前まで行かなくても土ひねり体験できるのが嬉しいですね。 車以外でのアクセス…

備前焼の陶芸団体・・

先日のお休み、岡山で開催中の備前焼展示会に行ってきました。展示会を行っていたのは、『けらもす』という備前焼の陶芸家集団。備前焼作家数名が集まって結成した団体です。 備前焼業界には、備前焼まつりを運営する陶友会という大きな団体が存在します。ま…

備前焼販売を始めるには・・

最近、備前焼ネタがほとんど皆無の当ブログ。 さすがに、これはまずいな、と思い始めた私。 皆さんがどんなキーワードでブログ訪問しているかを把握する為に訪問キーワードのチェックを。 ふむふむ・・。 最近では、龍馬伝やローケンパンでの検索ヒットが多…

湯呑とぐい呑

本当に備前焼屋のブログなのか? と、疑われるほどに備前焼ネタが少ない当ブログ。 今日は久々に備前焼ネタですよ〜♪ さて、接客しているとよく質問される事。 『湯呑はぐい呑より大きいのに、なんで湯呑の方が値段が安いの?』 たしかに湯呑の方が大きいの…

糸きり高台

今日は糸きり高台のお話。 備前焼でもあまり見かける事の無い高台です。 それは主に、茶入や香合などのお茶道具の高台に施されているため。 また、簡単そうに見えますが、糸目を均一につけるにはかなり高度な熟練の技術が必要になります。 以上の事から、普…

胡麻底

今日は胡麻底(ごまぞこ)のお話。 あまり聞き慣れない言葉で、しかも数が少ないので知らない方も多いと思います。 通常、胡麻の景色は焼成の際に自然に灰が被り高温で溶けたものなので、下になる底部分には絶対に胡麻の景色はつきません。 では、なぜ胡麻底…

瓢(ひさご) 瓢とは、その名の通り瓢箪の形から来ています。 この形、備前には花入れや徳利によく見られます。 中にはくびれの部分に蔓を巻いて掛花入にしているものも。 造形にくびれがあるために、見た目にも愛らしく人気があります。 小ぶりなものから3…

舟徳利

舟徳利(ふなどっくり) その名の通り、船乗り専用の徳利の形が元になったもので、船の揺れにも倒れないよう底が広く安定感のある形をしています。 末広がりの形で灰が乗りやすく、綺麗な景色のものが多いのもこの形の特徴。 備前焼との相性もいいようで、花…

鶴首

鶴首(つるくび) 鶴のように細くて長い首のものを鶴首と言います。 すらっと伸びた首が上品で非常に風格のある形です。 この鶴首には高台が碁笥底という組み合わせが備前には見られます。 (備前以外はどうなのかは勉強不足です。スミマセン) ほとんどの海…

砧(きぬた)

砧(きぬた)。 砧とは、木槌の一種で洗濯の時に布をたたいて皺を伸ばすための民具の事らしいです。 その木槌に形状が似ていることから砧(きぬた)花入と呼ばれています。 農具の稲わらを打つ道具にも同じような形状のものがあり、私はそちらの事を砧と認識…

擂座(るいざ)

擂座(るいざ)。 累座、擂茶とも書きます。 普段、あまり耳にしない言葉なので、意味不明ランキングでも上位に来る言葉ではないでしょうか。 擂座とは首や肩に丸い鋲状の文様が施されたもの。 お茶を擂る為の擂り粉木の頭に打った鋲の形に似ていることから…

矢筈口(やはずくち)

矢筈口(やはずくち)。 矢筈(やはず)とは、矢の端っこ、弓の弦を受ける部分のこと。 掛け軸をかけるときに使う竹の棒も矢筈といいますが、先端の部分の形状が似ているからです。 この矢筈の形状に似ている口をしていることから矢筈口(やはずくち)と呼ば…

使い慣れない名称

備前焼の徳利、花入れにはいろいろな名称がついています。 これは備前焼に限ったことではなく、他の焼き物にも広く使われています。 普段使い慣れない言葉が多いので、意味が分からないものもあるかと思います。 今日はどのような名称が実際にあるのか、ちょ…

観音土

備前焼は岡山県備前市伊部地区を中心とした地域で取れる土を使って焼かれています。 それ以外の土を使って焼かれたものは基本的に備前焼とは呼べません。 しかし、備前地区で取れる土もすべてが同じという訳ではなく様々な種類があります。 土が取れる地域も…